読みもの / エッセイ

「まい泉」を改めて調べたことがなかった

デパ地下や駅ナカで何度も見かける「まい泉」を、ちゃんと調べたことがなかったので調べた。1965年創業のとんかつ店で本店は青山、名物はヒレかつサンド。上野の「井泉」から独立した経緯、井筒紋のロゴ、主婦だった創業者、元銭湯の本店、パンの耳で育てるブランド豚「甘い誘惑」まで。

「まい泉」という名前、デパ地下や駅ナカで何度も見かけているはずなのに、ちゃんと何の店なのか調べたことが一度もなかった。

音だけで「マイセン」と聞くと、ドイツの磁器か、昔のタバコ(マイルドセブン)の略かと思ってしまう。ひらがなと漢字で「まい泉」と書くほうは、とんかつ屋さんだった。

ざっくり分かったこと

  • 正式には「とんかつ まい泉」。1965年創業で、本店は東京の青山
  • 売りは「箸で切れるやわらかいとんかつ」
  • 名物はヒレかつサンド。デパ地下や駅ナカで売っているあれ
  • 直営の販売店が全国に約70店、レストランが十数店あるらしい
  • いまはサントリーグループの会社

駅で見かける頻度が高いわけで、販売店の数を見て納得した。レストランより売店のほうがずっと多い。

名前の由来がちょっと面白い

もともとは上野の老舗とんかつ店「井泉(いせん)」から独立してできた店で、最初は日比谷の10坪ほどの小さな店、屋号も「井泉」だったそうだ。

「まい泉」に変わったのは1978年、いまの青山本店に移ったタイミング。会社名はいまも「井筒まい泉株式会社」で、ロゴも井筒紋をアレンジしたものを創業時から使い続けているとのこと。

かつサンドの箱に付いているあのマーク、ただの模様だと思っていた。

創業者は主婦だった

創業者の小出千代子さんは、もともとごく普通の主婦だった方らしい。それが全国チェーンになっているのだから、すごい話だと思う。

あと、青山本店は元銭湯の建物を使っていることでも知られている。とんかつを銭湯跡で食べるというのは、一度見てみたい。

豚まで自前

さらに調べると、「甘い誘惑」というオリジナルのブランド豚まで持っていた。かつサンドを作るときに出るパンの耳をエサに混ぜて育てているそうで、無駄がなくてよくできている。

おわり

名前だけ知っていて中身を知らないものは、意外と身の回りに多い。調べてみると5分で済むし、思ったより話が出てくる。

次に駅で見かけたら、ヒレかつサンドを買ってみようと思う。

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とんかつまい泉

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